多くの方が誤解しているLSDのやり方

2020年12月6日

今回は多くのランナーの皆さんが取り入れられているLSDについて!
取り入れたことが無い方も、普段から取り入れられている方も、今回の動画でLSDについてよくわかり、実践できる詳しいやり方までお伝えしていきます!
メニュー内容に幅が出てくるサブ4以上の方に特におすすめの内容です!

LSDとは?


LSDとはロングスローディスタンス
直訳では「長い距離をゆっくり走る」です。

多くの方が誤解するポイント

多くの方が誤解しがちなのは、ジョギングとは違うということ!
捉え方はもちろん人それぞれですが、私自身は鍛えたい目的が変わるので明確に分けるようにしています
「LSDはLSD」「ジョギングはジョギング」であること

具体的には?

長い距離をゆっくり走る普通のランニングと違うのは、あえて意識的にゆっくり走ること
LSDのペースは、レースペースより1分以上遅くすると良いでしょう!

例えば、サブ4ランナーなら4時間切りを達成の為に1km5分40秒をで走る必要があるので6分40秒以上です
そうすることで、心肺機能に負担をかけず、速い速度よりも「長い距離を走ることができます。

LSDを疲労回復・フォーム改善のために取り入れるという方も多いかもしれません。
ただ、LSDで一番知っておいて頂きたいのは、疲労回復よりも「トレーニングの側面」が強いということ!

LSDのトレーニング効果とおすすめな人・やり方

LSDをトレーニングと聞くと、意外に思うかもしれません!
具体的に効果とやり方をみていきましょう!

トレーニング効果

「LSDは、ゆっくりだから足への負担が減って疲労回復できるのでは?」
という声が聞こえてきそうですが!
実は大きく違うのです!
LSDと速い速度でのランニングと比べ、決定的に違うのは地面反発を得られないということ
地面反発とは、着地の衝撃を活用して跳びあがること
うまく活用することで、筋肉を使わず進める方法!
つまり、この地面反発が使えないと、筋肉に頼った走りになってしまう。
ゆっくり=疲労回復ではなく、地面反発が無い分、筋肉を使って走るので、脚力強化にお勧めというわけです!
「レースペースよりも一分以上遅く」と言いましたが、遅ければ遅いほど、跳ねることができないため地面反発が小さくなり、筋力を使う走りが行われ、足に対して負担をかけられます!

走ってみると分かりますが、7分30秒/kmは結構きついです。

LSDはどんな人が行うべき?

LSDを行うべき人は、
マラソンの後半や
30km地点で失速してしまう人!
・どうしても脚の持久力が足りず、後半に脚が持たない。
・前半にスピードを上げ過ぎてしまいがち
・ペースのコントロールが苦手
などの課題がある方が後半の失速をしやすい方のタイプなのですが、LSDではすべてをトレーニングすることができます!

LSDを行う頻度・距離は?

LSDは何度も行う
週1の頻度か隔週で行うのがおすすめです!
10km~20km程度、しっかり水分補給をとっていきましょう!

疲労抜きで行うべき方法は?

ちなみに、疲労抜きとしておすすめなのは、ジョギングです。
ジョギングの定義は、レースペースより20秒~30秒遅い程度
サブ4ランナーなら6分~6分20秒程度でしょう!
このスピードは実際に走るスピードに近いため地面反発を使いやすく、強い筋力を使わなくても出るスピードになります。

疲労回復のメカニズムは、血流を流すこと。
この速度で脚に負担をかけず、
走ることが良いでしょう!

まとめ

LSDの思わぬ側面と
ジョギングとの違いについて話しました
LSDは疲労回復よりも足と体へ負担をかけるトレーニング的な要素が大きくジョギングは程よい速度で疲労抜きにおすすめ!
LSD、しっかりやると結構つらいです(笑)

私もLSDを軽んじていた時期があったのですが、取り入れる世になってから脚の強さがつき後半粘れるようになりました!
是非皆さんもやってみてください!