速さはもも裏が全て

2020年12月8日


ランニングを行う上で太もも裏を使って走りましょう!とよく言われますが
今回はその裏ももの重要性や活用法を解説していきます!
・もも裏で走るってどういことか分からない
・具体的にどういう状態が裏ももを使っている状態なのか
・もっと速くなりたい
そんな方に特におすすめの内容です!
具体的にどういう状態がよいのかを想像できるように分かりやすく解説していきます!
細かく説明するので少し難しいですが最後まで見て頂ければ意味が分かります!
おそらく多くの方が知らない体の特性を活用し爆発的なエネルギーを作りだします。
速さを追求するならもも裏は必須です!

もも裏の筋肉

もも裏は「ハムストリング」と呼ばれ、3つの筋肉が集まっています
お尻の骨から膝裏まで伸びる筋肉です。

関節・筋肉の動き

原則として筋肉は元の長さより『縮む』ことで関節を動かします。 
例えば肘を曲げる時、腕の筋肉が縮むことで肘が曲がります。
裏ももは、足を後方に蹴り出す時や、足を引きつける膝を曲げる時に縮みます。

またイメージしづらいですが、骨盤が後傾する時も、もも裏は縮むと覚えておいてください!



筋肉が縮むために力を発揮することはイメージが出来ますよね?
ただ筋肉は「縮む」だけでなく「伸びる」ことも重要です。
先ほどの逆の動き、足を前方に振り出す時、膝を伸ばす時、
そして骨盤が前傾する時にもも裏は伸びます。              



ややこしくなってきましたが、ランニングでは
足が体よりも後方にある時は、もも裏は縮み力発揮をしますが 

足が体より前にある時には伸びると思って下さい!   
   

伸ばすことの重要性

さて、筋肉の伸び縮みについて、なんとなく分かったかと思います。
ランニング中はハムストリングの伸び縮み両方を活かすことが必要です。
特に「伸ばす」こと、つまり足が体の前側ある時の状態が重要だと考えています。   


 なぜなら筋肉はゴムと同じで伸びたら勝手に縮む「弾性」の特性を持っているため
ゴムをイメージしてほしいのですが、強く伸びれば縮む力は絶大です。
それがもも裏で起きることによって、爆発的なエネルギーを生み出します。
ことで弾性エネルギーを蓄えます。
それは、着地の衝撃の吸収です!

最大限もも裏を使う方法

本題です!
最大限もも裏を使う方法!
それは骨盤を活用すること!!

筋肉は伸ばしてから縮ませることが爆発的エネルギーを生み出すために重要でした。
ランニングにおいてその状態を作るカギは、骨盤の前傾と後傾です!

骨盤の前傾

着地の時は体よりも足が前にある状態なので、骨盤は前傾です!      
前傾されるとハムストリングは伸ばされる局面でした。           
この時最大限に伸ばすためには、骨盤が前傾の位置にあることが重要です!  
先ほど少しお伝えしましたが骨盤は前傾すればもも裏は伸ばされます。
着地で骨盤が前傾できているかが重要なポイントです。

骨盤の後傾

着地の時に、もも裏をきちんと伸ばせられれば、
その次の蹴りだす時に伸ばしたもも裏を縮ませます。             
着地でもも裏をストレッチさせて、                     
蹴りだす時にその伸ばした筋肉をグッと縮ませる
もも裏がしっかり縮むためには骨盤は後傾されることが重要です!       
後傾の重要性を知らない方は非常に多いのですが、
蹴りだす時は骨盤を後傾させるのです!                  

多くの方の骨盤の状態

着地は前傾・蹴りだす時は後傾
この2パターンがもも裏を活用するために重要でした。
逆に多くの活用できないランナーは
これが逆転してしまっているのです。
いわゆる腰の落ちたフォームともいうのですが
着地で後傾・蹴り出しで前傾してしまうのです。
着地で後傾するともも裏は伸びず、蹴り出しで前傾すればもも裏は縮みません。 

トレーニング方法


この動きを習得し最大限もも裏を活用するためにはスクワットがおススメ! 
スクワットは、姿勢を落とした時は着地、姿勢を起こした時は蹴り出しの動きと同じになります! 
 
ですから姿勢を落とす時に骨盤の前傾
姿勢を起こした時に後傾を意識してみましょう!
余裕があればスクワットジャンプを行います。
速い速度でも骨盤のコントロールができればランニングに活用できますよ!

まとめ

今回もも裏を使って爆発的なエネルギーを生み出す方法について解説しました!
大事なことは、筋肉の伸び縮みする習性を活用すること
強く伸びたゴムの弾性エネルギーが大きいように筋肉もしっかりと伸ばすことで強い力を生み出します。
ランニングにおいては着地の骨盤前傾、蹴り出しの骨盤後傾でした!
そのためにスクワットで練習していきましょう!